着物のしみ抜きはクリーニング屋に頼めば絶対に落ちる?【自宅でできる対処法も】

着物が汚れてしまって、クリーニングに出したけれど、「この汚れは落ちません」などと言われて、ショックを受けたことなどはありませんか?

この記事では、どうしてクリーニング屋によって着物のシミヌキの対応が違うのか、どこに出せば良いのか、またどのような作業を行い、費用はどれくらいなのかを説明していきます。

この記事を書いております、『きもの屋 MIYABI.net』は実はもともと呉服屋を運営しており、着物クリーニングに関しても60年以上の実績に基づいて書かせて頂いておりますのでご安心下さい。

着物のシミ抜きで汚れが落ちるかどうかは、「汚れてからの時間」が大事?

着物についてしまった汚れ(シミ)で落ちない物もあります。
シミ抜きで落ちる、落ちないに大きく関わってくる基準として、実は汚れてからの時間が大きく関わってきているのです。

汚れ(シミ)の種類にもよりますが、おおよそ半年くらいまでのものは、シミ抜く加工で落とせる可能性が高いのです。 しかし、約半年以上経過すると汚れ(シミ)の黄変化、定着化が始まり落ちにくくなってきてしまいます

例えるなら夏のTシャツを洗わずにしまい込んで、タンスのなかで黄変してしまった状態になってしまうのです。 

対処のコツとして、なるべく早めにシミ抜きを出すことで、汚れを綺麗に落とせて、シミ抜きの加工代を安く抑えるコツになります。

着物の汚れの種類

着物のクリーニングでは、落ちなかったシミの汚れは、シミ抜きを行います。 一言でシミ抜きと言っても汚れによって油性、水性、黄変変色などシミの種類、生地の状態に合わせて処理をしていかなければなりません。

クリーニングの洗いは、ほとんどの業者が機械でおこないますが、シミ抜きは汚れの種類や状態、着物生地の特製を見抜く『経験』が必要になるため職人の力量が大きく出る所となります

油性の汚れ

  • 例:ファンデーション、口紅の汚れ、ソース、マジック汚れなど
  • 加工費用:2,000円~
  • 対処法:油性系の溶剤、超音波振動などによって対応

汚れとしてはお食事時のソース跳ねや、着用時の衿のファンデーション汚れが特に多いです。ファンデーションは汚れた状態で長く放置してしまうと、着物の生地を傷め着物の色が抜けてしまいます。

そのため、汚れを落としたとしても色抜けしている事が多々あります。
そんな時は、雅ネットであれば、ベテランの職人が一カ所、一カ所丁寧に色補正の『色差し』を行い、元の綺麗な状態に戻します

水性の汚れ

  • 例:汗汚れ、水ジミ汚れ、お酒など
  • 加工費用:3,000円~
  • 対処法:水性系の溶剤や真水、超音波振動などによって対応

汗をたくさんかいてしまった場合や、急な雨やお飲み物をこぼしてしまってシミ汚れが多いです。

塩分を含んだ汗や、糖分を含んだお酒などの汚れは、乾くと一見目立たなくなることがありますが、半年くらい経過すると黄変したり変色したりすることがあるので注意が必要です。

家庭での対処法としては、着物を陰干しにしてから収納する事によってある程度の対処はできますが、着用ごとにクリーニングなどの着物お手入れをされてた方が安心です。

黄変、変色

  • 例:黄変、変色、日焼けによる色飛び、色抜けなど
  • 加工費用:5,000円~
  • 対処法:通常のシミ抜きよりも強めの溶剤、色差し、柄足しなどによって対応

ファンデーションや汗汚れが長期化してしまい黄変や変色してしまってシミ抜きだけでの対処が難しくなっている状態となります。

汚れが定着化され色抜けしてしまっている状態も多く、出来る限りシミ抜きを行い、薄くした状態で個々に色差しをおこなったり、黄変やシミがきつく落ちない場合は、雅ネットであれば、ベテランの職人がシミの箇所箇所にバランスよく金彩加工などの柄足しを施し、汚れをうまく隠していきながら対処する事も出来ます。

きもの屋 MIYABI.net なら徹底的にシミ抜き対応いたします。

私雅ネットは創業70年以上の呉服屋を経営し今現在はクリーニングサイト運営をしております。

会社やサイトごとに異なるシミ抜きの対応

着物クリーニングサイトを作るときに、実際に何社もの他社クリーニングサイトのサービスを受け比較検討し、サイトをオープンいたしました。

他社クリーニングサイトであれば、『シミがあっても追加料金なし』や『シミヌキ代込み』とベンジンのみで簡単に触ってみて落ちなかった物をシミヌキ不可で返している物もたくさんありました。(名前こそは言いませんが)

もちろん、黄変や変色はほぼ一切キレイになる事はありません。

雅ネットは京都に工房があるから、あらゆる技術で着物のクリーニングに柔軟に対応

当社が京都にクリーニング工房があるのは、着物に関してのあらゆる技術があるからなのです。

地方の工房では、着物の柄足し、金彩加工などの高度な技術を持ったベテランの職人が非常に少なく、個々で京都に出して対応したりしています。

格安のネット業者や店舗は対応が1点1点難しい為に、ベンジンの下洗いのみで簡単に触ってみてシミ抜き付きと言っているお店も少なくないのです。

本来丁寧に対応すれば落ちるシミや、色差しや金彩加工などの技術によってまだまだ蘇って喜んで着てもらえる着物が沢山あると、私は感じています。

タンスにしまってある、あの着物を早く着たいなっ!と楽しみになるあの感覚や、あの着物を着たときの凛として心躍る体験をたくさんの人たちに体験して頂きたいのです。

今後もすてきな思い出や想いが、きもの姿から生まれることを願うばかりであります。

最後に:自宅でできるシミがついたときの対処法

最後にお食事などで、シミがついてしまった時の対処法を書いておきます。

絶対やってはダメなのは、ハンカチなどでゴシゴシ擦らない事です。

思わずやってしまいそうですが、生地にスレがでて白んでしまって、汚れが広がり、摩擦熱で汚れが定着してしまう最悪の行為なのです。

では、どのように対処するのが正解なのか?

正解は、ハンカチなどで、擦らずに押し当てるように汚れを拭き取り、出来るだけ早めに洗いに出すといつ事です。

その時に、何の汚れかお店の人に伝えるのも良いポイントになります。
お伝え頂けたら、よりスムーズに綺麗にシミヌキ代もリーズナブルにお手元愛着のお着物がよみがえてくる事と思います。

シミがついた時の3つのポイントは、『擦らない』『強くしない』『素早く対応』です。

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